求めているのは美的センス。

でも、顔も服も持ち物も作品もダサい。
小さい時、コンプレックスの塊だった。

でも、家が貧乏なせいにして、センスを磨く努力はしなかった。
せいぜい広告の裏にお絵描きしまくった位。
考えも行動もダサかった。

でも、センスを求め過ぎるあまり、将来の夢はデザイナーww
高校生の時、美大か芸大のデザイン学部目指し画塾に通った。
デッサン、全く上手くならないし、集中力がもたない。
これはお金の無駄、無理して行かせてくれてる親に申し訳ないと感じ、すぐ辞めた。

でも、デザイナーを諦めきれず、似たようなこと出来て得意科目で受験出来る、女子大の家政学部へ進学。
垢抜けた同級生に馴染めず、意気消沈。

でも、センスを生かす仕事を諦めきれず、大学卒業後アパレル系販売職に。
接客下手、実績全く出せず、意気消沈。
専門誌ファッション誌を読みまくり、顧客様の顔と特徴を必死に覚えた。
その努力も、センスに欠いてたのかな、振り返れば。

30歳、遂に諦め、事務職に。
簿記も取った。
水を得た魚のように、全く苦手を感じなくて。
コンプレックスからようやく解き放たれた。
こっちのセンスはあったのか。
商業高校に進学して就職して経理一本でやってたら親孝行だったし、人生違ってたかな。

そして、今も生業にしないレベルで美的センスを求めて触れてしまう、どうにもダサいけど。